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 生演奏のプライオリティ
今年の東方神起は、残念ながら日本の年末の歌謡祭関連には一切出演しませんが、韓国の3大歌謡祭(KBS歌謡祭、SBS歌謡大祭典、MBC歌謡大祭典)には全て出演予定とのことで、特に寂しい感じもなく、相変わらずエアチェックに追われて忙しいです(笑)。

それにしても、今年は、東方神起がらみでK-POPアイドルに触れる機会が必然的に増え、K-POPアイドル事情に詳しくなった(と言っても、それなりに、ですが…)1年でした。
そんな中、個人的に、一つ、どうしても納得できないことがあり、それは、K-POPアイドルのステージは、演奏面がとてもないがしろにされていることです。

普段の歌番組で、バックがカラオケなのは分かるとしても、年に一度の年末の祭典でもやっぱりカラオケ、それよりなにより、今年11月にソウルで行われた東方神起のワールドツアーでさえも、生演奏ではなくカラオケだったのには、本当に驚きました。
単独コンサートですら生演奏じゃないなんて…、いったい、どういうことなんでしょう!

アイドルのコンサートを観に来るファンは、アイドルの姿を生で観ることが一番の目的には間違いありませんが、生の音楽を体感する、録音ではなく生演奏を聴くという、音楽の醍醐味を味あわせてくれるのも、コンサートの大きな魅力ではないでしょうか。
そんな大事な部分を、ないがしろにしているとしか思えない演出って、いったい…!

その点、日本での東方神起のコンサートは(といっても、私はTONEツアーしか知りませんが)、バンド付きで、ライブならではのかっこいいアレンジも施されていたし、夏フェスa-nationでも、東方バンドを引き連れ、豪華ステージを魅せてくれました。
そう、a-nationといえば、今年のa-nationの総集編で浜崎あゆみのステージを観ましたが、専属バンドだけでなく、和太鼓奏者のグループを招いてコラボレーションするなど、演奏面にもかなりこだわったステージングで、日本の音楽関係者は、アイドルとかそうじゃないとか、ダンスミュージックとかそうじゃないとか関係なく、音楽ライブの真髄が分かっていると思いました。
でも、韓国の音楽関係者は、どうやら考え方が違うようです。

考え方の違いといえば、K-POPアイドルのインタビューなどを聞いていると、彼らの音楽における“パフォーマンス”とは、パフォーマンス=ダンスという意味で使っていて、でも、私もそうですが、おそらく日本人は、パフォーマンスといえば、歌、ダンス、演奏、全てひっくるめてパフォーマンスと定義している人がほとんどではないでしょうか。

ということで、K-POPを通じて感じる日本と韓国の違いは、興味深いものがありますが、いずれにしても、K-POPアイドルは、彼らの言う“パフォーマンス”に重きを置き過ぎている印象で、もっと音楽を総合的に見つめた演出を(特にライブでは)してほしいと、個人的には切に願います。




昨日のKBS歌謡祭でよかったステージ。アイドルとアーティスト(楽器演奏者)の共演
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