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 2017 Mykro Magazine – Spring/Summer issue コリン・モーガン インタビュー翻訳 ③
ここからは、コリンの『The Living and the Dead』出演がツイッターで話題になった理由、そして、コリンはなぜソーシャルメディアを避けるのか、深掘りします。

Talking of his appearance, his fans set Twitter alight after the first episode. The reason? A sit-up-in-your-chair topless scene that let slip an ‚all grown up‘ physique and, inevitably, a new-found pin-up status for the actor. It’s a far cry from his fresh-faced debut in Merlin at the tender age of 22. Nevertheless, the comments went right over his head – he shuns social media. „It’s just not me, really. You have to want to do it,“ he states without hesitation. „It’s an amazing medium for getting the word out for shows, promotion and for staying in contact, but there are a lot of negative sides as well.“ Can he point out a few of the downsides? „When the word you want to say doesn’t have to be said face to face, people tend to say a lot of stuff – that’s not something I think is healthy for an actor to be an open party to,“ he adds. I get the impression he’s been burnt from personal experience and now views his privacy as sacrosanct. When pressed further, he confesses to a distaste for so-called ‚insta-stardom‘ and all the baggage that comes with it. „The good stuff can make you arrogant; the bad stuff can stay with you forever,“ he declares.

That said, don’t call him a technophobe. Although he doesn’t watch much television these days, he’s all for the BBC’s decision to simultaneously broadcast and stream his latest show. „It’s brilliant. It’s absolutely in keeping with how people are watching nowadays. When I do watch television, it’s on catch-up – Netflix and Amazon.“ He does also venture online to shop and email. He has googled himself once – purely out of curiosity – which was enough to put him off for life. So, how does he receive feedback on his performances? „I never hear about it unless it’s mentioned to me. Fans show their support in many different ways. Many of them write fan letters, which I think is much more in line with how I’m likely to respond.“

A lo-fi solution indeed, but totally in keeping with Colin’s old school, yet easygoing style. Not much fazes him: was turning 30 a big deal last year? „No, not really, weirdly. I can appreciate it’s one of those milestones in your life,“ he states matter-of-factly before pausing to reflect on new possibilities. „At the minute, I think I’m still on that younger side of the age bracket, but I’m looking forward to being an aging actor and getting to play all those great Shakespearean roles as well.“


彼の出演といえば、第1話の後、ファンがツイッターを沸かせた。その理由とは?
椅子から飛び上がるほど“すっかり大人になった”体を見せたトップレスのシーンで、必然的に新たなグラビア俳優としての地位を得たのだ。
それは、22歳のときに『マーリン』でデビューした初々しい彼とは大違いだ。
しかし、そのコメントは彼には届かなかった。彼はソーシャルメディアを避けているからだ。
「僕らしくないんです、本当に。それをやりたいと思う必要があります。」
彼は躊躇なく言う。
「ショーの告知とか宣伝とか連絡を取ったりするには素晴らしい媒体ですが、ネガティブな面もたくさんあります。」
マイナス面を挙げるとすれば?
「言いたいことを面と向かって言う必要のないとき、人は多くの事を話したがります。
そういうことに無防備に関与することは俳優にとって健康的とは思えない。」彼は付け加える。
彼は過去の経験から、今はプライバシーを神聖なものと捉えているような印象を持った。
さらに掘り下げると、彼は、いわゆる“インスタの有名人”とそれに付随する全てのものを嫌悪していると告白した。
「良いものは人を傲慢にし、悪いものは永遠にその人のそばにいる」彼は断言する。

とはいえ、彼をハイテク恐怖症とは呼べない。
彼は、最近はテレビをそれほど見ないが、彼の最新番組を放送と同時にストリーミングでも見られるようにしたBBCの決断には大賛成だ。
「素晴らしいことです。最近の人々の視聴スタイルにピッタリだと思います。僕は、NetflixやAmazonをキャッチアップして見てます。」
彼はオンラインショッピングやEメールも活用している。
彼は過去に純粋な好奇心からエゴサーチしたことがあるが、それは彼の人生を終わらせるようなものだった。
では、彼はどうやってパフォーマンスのフィードバックを受け取るのか?
「僕に言われない限り、聞くことはありません。ファンの皆さんは色んなやり方でサポートしてくれます。多くの方はファンレターを書いてくれますが、そのほうが僕が反応しやすいと思います。」

実にローファイな解決策、しかし、コリンの古風でのんびりしたスタイルに合っている。
昨年、30歳になったことは大きな出来事ではなかったのか?
「いや、特には、不思議と。人生の節目の一つであることは確かだけど。」
彼は淡々と語り、新しい可能性について思案する。
「今はまだ僕は若い部類だと思いますが、年をとって素晴らしいシェイクスピアの役を演じられるようになるのも楽しみなんです。」

続く…
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comment

しましま さん

>>表現には賛否両論あるのは当然ですが、匿名で悪い評価をするというのは陰口みたいなもん

ほんとそうですね。
コリンが「言いたいことを面と向かって言う必要のないとき、人は多くの事を話したがります。」と語っているのは、こういう匿名の人たちからの評価という名の陰口を指していると思います。

>>SNSの嫌な面はいらない情報まで見せられること

なるほど、ツイッターとかだと、関連付けされている情報が芋づる式に引っ付いてきて、それらの中には個人的に知りたくないものも含まれてるんですね。

>>結構言いたいことを言えない人が多い社会

日本は何かと気を遣う社会であることは確かですよね~
外国に長く住んでいる友人なんかは、もう日本で社会人として生きていくのは無理と言ってますし。

枝龍さん、えむさん

なかなか読みがいがありました!早速ありがとうございます。
ちょうど今日、知り合いがTwitterで「文通は昔はそれしか手段がなかったから当然のようにやってたけど今はSNSに変わっただけ」と言ってたけど、今はそうしている人もいれば、そっちを選ばない自由もあるということですね。
表現には賛否両論あるのは当然ですが、匿名で悪い評価をするというのは陰口みたいなもんでそれを本人が聞いたら傷付きます。

それと同じでSNSをやってる私のSNSの嫌な面はいらない情報まで見せられることです。匿名だとリアルで不満が溜まってる人ほど過激なことを垂れ流す印象があります。だから日本でのユーザーが多いのかとも。結構言いたいことを言えない人が多い社会な?

えむ さん

>>たまにボソっと呟く

えむさんの呟きが気になります(笑)
私はTwitterは情報収集のツールとして利用してますが、アカウントは作らず閲覧のみ派です。
インスタもたまに見ますが、インスタはアカウント作らないと奥まで見れないのがちょっと…。

>>自己発信の楽しさはクセになる

確かに。でも、承認欲求が過ぎると、人間はそれ欲しさに変な方向へ行きがちですよね。
迷惑系Youtuberとか。

>>充実したリアルを見てもらいたい

見てもらって誰かに承認されないと自分が充実していると感じられないのかも?!

>>日本人が一番Twitterを利用してる

らしいですね。
イーロン・マスクは日本人顧客の声をもっと聞くべきでは?

枝龍さん


SNSは向き不向きありますよね。

私自身Twitter やFBやInstagramのアカウントを持っていますがそれで繋がりを広げるわけでもなく、友達に「見てね」と言われた時に消極的に使うかたまにボソっと呟くくらいです。
最近はYouTuber化した友人達に登録をお願いされますがこれもキリがないので一切しません。自己発信の楽しさはクセになるようです♪

コリンはリアルが充実してそうなのでバーチャルに情熱を傾ける必要がないのでしょうけど充実したリアルを見てもらいたい人もいますからそこは性格ですかね。

引っ込み思案と言われる日本人が一番Twitterを利用してるらしいのでそれは屈折した自己顕示欲でしょうか。

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