fc2ブログ
 2017 Mykro Magazine – Spring/Summer issue コリン・モーガン インタビュー翻訳 ①
久しぶりに、コリン・モーガンのインタビュー翻訳にチャレンジしました。

海外のコリンファンが、Mykro Magazineという雑誌の2017年-春/夏号に掲載されたコリン・インタビューをアップしてくれているのを見つけ、古い記事ですがまだ未読だったので、これは訳さねばとがむばりました。
時期的に、コリン主演のBBCのドラマ『The Living and the Dead』が放映されていた頃に行われたものと思われます。

先ずは、記者さんのコリン紹介文から始まり、コリンの俳優という仕事に対する姿勢、向き合い方について語るところまで。

Colin Morgan is a man of many talents - an enigmatic performer. Charming Ulsterman. Method actor. Qualities have underpinned his ability to reinvent himself at every turn. Since bursting onto the scene over a decade ago, Colin has transported us back to the Middle Ages, explored the meaning of life as a twenty-first-century android, and broken a few hearts as a troubled Victorian shrink. Gee Wong talks to the rising star about intense roles, his way with accents, and why he’s giving social media the cold shoulder.

Arranging an interview with Colin Morgan is a lesson in timing. Given his brisk schedule and unforeseen events that have thwarted our previously arranged pow-wows, it’s a relief when my phone eventually whirrs into life. He introduces himself in his deep loquacious Ulster drawl, and all is forgiven. „I’m glad we finally got the chance to talk; there’s been a lot of back and forth; hope everything is alright?“ he says. The raw accent, while expected, is captivating to hear for the first time – largely because he’s a master at disguising those native vowels.

From the West End stage to television to the silver screen, vocal gymnastics have been key to defining this award-winning actor’s march toward stardom. In fact, they often go hand in hand with the intense and angst-heavy roles he clearly relishes. „I couldn’t write down any specific reasons why I go for a part because it really is instinctive. It’s more of feeling than a reason, you know what I mean?“ he explains. „It’s like when you meet someone, and you just click, you don’t really know why, but you just do. It’s a bit like that. I’m meeting a character when I read it on the page, and if it does something to me, it literally calls.“ His confidence in seeking out roles is striking, and the approach clearly works for him. „It has to be the only way. The scriptwriter, director and producer – they’re all on board because they’re passionate about a project, and you’ve got to come in and respect there’s been a lot of hard work gone into the stage where they’re casting. These things can go on for years!“ Auditions must be pretty intense, then. „Yeah, I can feel it sometimes in auditions – if you can’t come in and deliver that level of what’s come before, then you shouldn’t be there. You’ve got to love it.“


コリン・モーガンは、多くの才能を持つ人物だ。
謎めいたパフォーマー、魅力的な北アイルランド人、役になりきる俳優、その資質は役ごとに自身を作り変える能力を支えてきた。
10年以上前に突如現れて以来、コリンは我々を中世に連れ戻し、21世紀の人造人間として人生の意味を追求し、悩めるヴィクトリア朝の精神科医として、いくつかの心を傷つけた。
Gee Wongは、この成長著しいスターに、熱心な役作り、アクセントの構築、ソーシャルメディアを拒む理由について話を聞いた。

コリン・モーガンのインタビューを取り付けるのは、タイミングを鍛えるレッスンだ。
彼の忙しいスケジュールと、以前予定していた日程が想定外のイベントで阻止されたことを思うと、私の電話がついに鳴った時はホッとした。
彼は北アイルランド訛りで饒舌に自己紹介し、そして、全てが許された。
「やっと話ができてよかったです。何度も行ったり来たりしてしまったけれど、大丈夫ですか?」彼は言う。
その素のアクセントは、予想していたとはいえ、初めて聞くと魅惑的だ。というのも、彼はネイティヴな発音を装う名人だからだ。

ウエストエンドの舞台からテレビ・映画まで、声の鍛錬は、この受賞歴のある俳優のスターダムへの歩みを定義づける鍵となってきた。
事実、彼が明らかに好む情熱と苦悩に満ちた役柄と密接に関係している。
「自分がなぜこの役をやるのか、具体的な理由は挙げられません、それは本能的なものなんです。理由よりも感覚です。」彼は説明する。
「例えば、誰かと出会い、ピンとくる、なぜかは分からないけど、そう感じる。例えるならそんな感じです。台本を読んでキャラクターと出会い、何かを感じれば、それは自分を呼んでいるんです。」
彼の役探しに対する自信は際立ち、そのアプローチは彼にとって有効だ。
「それしかありません。脚本家、監督、プロデューサー、みんなこのプロジェクトに情熱を注いで参加しています。なので、キャスティングには多くの苦労があったことを尊重して臨まなければなりません。こういうことが何年も続くこともあります!」
オーディションはさぞかし厳しいに違いない。
「はい、時々、オーディションで感じることがあります。求められるレベルが果たせないのなら、そこにいるべきではないと。それが好きでなければならないのです。」

続く…
関連記事

<< 2017 Mykro Magazine – Spring/Summer issue コリン・モーガン インタビュー翻訳 ② | home | バセドウ病 定期受診 7回目 >>

comment

しましま さん

>>懐かしい「さまよえる魂」時代

気が付けばもう6年前ですよ!
しましまさんはこの頃のコリンもリアルで応援されてたかと思いますが、私はコリンのコの字も知らず、他の推しに夢中でしたなぁ(遠い目)

>>SNSについての記事が楽しみ

はい、もうすぐアップしますのでしばしお待ちを…
コリンがSNSをやらないことはファンならみんな知ってる事実ですが、今回のインタビューは結構掘り下げて聞いてくれてますよ!

枝龍さん

懐かしい「さまよえる魂」時代、もう6年前になってしまうのですか・・・!!
翻訳お疲れ様です。
意味を把握するのに加え、適切な日本語を探すのが大変な作業ですよね。
個人的には、SNSについての記事が楽しみです。
コリンのインタビューは真面目なのが多い(選んでいるのかと思われ)ので
仕事以外のことを知るチャンスがなかなかないのが不満でしたので。
SNSはそれにとられる時間も辛いし、嫌な思いをすることもあるので
コリンが関わらないことには賛成ですが、本人の言葉で聞きたいです。

えむ さん

お久しぶりのコリンインタビューです。昔のですが(笑)
相変わらずのニュアンス翻訳です(汗)

>>broken a few hearts

記者さんが何を指してそう表現しているのか、私の推測では、たぶん、死んだ息子とか、奥さんとか、コリン扮するネイサンがドラマの中で傷つけたであろう人のことを指しているのかな?

けっこう長いインタビューなので、しばらく続きます。
どうぞお付き合いくださいませ~~

枝龍さん

いぇーい♪
枝龍さんのコリンインタビュー翻訳シリーズ☆ぱちぱち

broken a few heartsというのは新婚ラブラブシーンが(ファンには若干)キツかったよね、ということですか?

コリンのraw accentは今でも聴き取りにくいままですが何となくどんなアクセントでこれを言ってるのかを想像できるようにはなりました。

続き② 待ち遠しいです!

post a comment

url:
comment:
pass:
secret: 管理者にだけ表示を許可する