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 パワー・オブ・ザ・ドッグ


12⽉1⽇よりNetflixにて全世界独占配信の、ジェーン・カンピオン監督最新作『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を観ました。

1920年代のアメリカ・モンタナ州を舞台に、牧場主の兄弟、兄フィルと弟ジョージ、後にジョージの妻になる未亡人ローズとその息子ピーター、彼ら4人の緊迫した人間関係を描いたドラマ。

物語の中心人物フィルは、絶えず周囲に高圧的な態度で“マッチョな男らしさ”を振りかざし、気に食わない相手には執拗かつ陰険な嫌がらせで精神崩壊まで追い詰めるクラッシャー。

男とはこうあるべきという、いわゆる“男らしさ”の固定観念に取りつかれ、それが間違った方向に発揮されている、フィルという大問題キャラが周りに与える影響の恐ろしさ、そして、そういう人間と関わらざるを得なくなった時、人は自分を維持するためにどう変わるのか、どういう行動をとるのか、三者三様の処世術の違い。
さらに、フィルという人となりの背景にあるものも、次第に明らかになり…!

セリフを詰め込まず、余白でそれぞれのキャラの心理や状況の緊張感を演出する、ジェーン・カンピオン監督。
過去作品では、私は『イン・ザ・カット』を観た記憶があり、ロマコメ女王メグ・ライアンが新境地を開拓したと言われている作品で、内容はほぼ忘れましたが(汗)、演出のセンスは一貫したものがあると感じます。

フィルを演じるベネディクト・カンバーバッチをはじめ、主要キャラ4人の俳優陣の演技も素晴らしく、演出、演技ともに、とても見ごたえのある作品です。
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