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 ボジーVSボジー
たまたま出くわしたネット記事「ぜったい耽美主義!英国美青年俳優を愛でる名作映画ギャラリー」の続きですが、嬉しかったのは、コリン・モーガンがオスカー・ワイルドの愛人アルフレッド・“ボジー”・ダグラスを演じた、2018年の映画『さすらいの人 オスカー・ワイルド』が取り上げられていたこと。

他にも『戦場からのラブレター』もピックアップされていて、しかし、こちらはキット・ハリントンとタロン・エジャトンのフィーチャーだったのが若干不満。
この作品で一番美しかったのはコリンなのに!

それはさておき、オスカー・ワイルド関連でもう一つ、ジュード・ロウがボジー役を務めた1997年の映画『オスカー・ワイルド』についても熱く語られており、この作品は確か当時観たはずなのですが、内容は今や何一つ思い出せず、本当に観たかすら怪しくなってきて、改めてちゃんと観ようと、『オスカー・ワイルド』を入手しました。

ジュード・ロウといえば、世間ではイギリス・イケメン俳優の代表格的な存在として知られていますが、「美形」の基準は人それぞれ、私はジュード・ロウの美貌絶頂期(ちょうどこの作品の頃)にキャーキャー言われているときも、なんで?なんで?と首をかしげていたものです。

ジュード・ロウは私の好みではないという大きな理由で、ジュード版ボジーとコリン版ボジーを対決させると、言うまでもなくコリンに軍配が上がるのですが、それだけでなく、ボジーを演じる二人の役作りに関しても、コリンのほうが好きです。

全体的に、ジュード版ボジーは、より「男」で「やんちゃ」な印象。
少しガニまたで肩で風切るような歩き方や、ちょっとしたしぐさがいかにも男性的で、ボジーは貴族の出ですが庶民っぽいガサツさを感じます。
そして、体毛が濃い!
体毛が濃い=男性ホルモン全開な感じが、個人的にちょっと…。

コリン版ボジーは、もっと中性的な印象。
線が細くてしぐさが女性っぽく、ネズミを怖がってギャーギャー喚き散らしたりする、ボジーの軟弱な性格がうかがえるシーンもあり、いかつい雰囲気ゼロ。
感情の起伏が激しくてわがままなキャラは、ジュード版もコリン版も表現が素晴らしく、さすがの演技力です。

『オスカー・ワイルド(ジュード版)』は、オスカー・ワイルドがボジーと出会い、投獄され、シャバに戻りボジーと再会するまでを描き、『さすらいの人 オスカー・ワイルド(コリン版)』は、オスカー・ワイルドがシャバに戻ってから亡くなるまでを描いた作品で、内容がそれぞれ違いますが、ちょうどシャバに戻ってボジーと再会するシーンはカブっていました。
場所設定は微妙に違いますが(方やどこかの広場、方や列車の駅のホーム)、ボジーが満面の笑みでオスカーを迎えるのは全く同じ!
二人のキラースマイルが堪能できます!

『オスカー・ワイルド』を観ると、ジュードが演じたボジーをコリンが演じたらどんな風になるだろうと妄想が止みません。
あと、この作品は、ブレイク前のオーランド・ブルームがほんのチョイ役で出演しているレア作品でもあります。
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comment

えむ さん

>>アマプラがずーーーーーっとオススメする

アマプラは、えむさんがコリンの虜になるだろうと確信していたから、しつこくおススメしてたんですね!
アマプラのレコメンドは、かなり精度が高そうですね。
Netflixのおススメは見当はずれなのが結構多いですが(笑)。

>>脳内麻薬?みたいなのが出る

かもしれないですね。
中毒になっているので、コリンを全く見ないまま一日を終わることってないですね(笑)。

BenjaminDVD注文されたんですね!
到着が待ち遠しいですね~~
Benjaminは英語が聞き取れなくても雰囲気でストーリーは分かりますが、英語字幕付いていたほうが安心です。
またぜひ、感想をお聞かせくださいませ~~

枝龍さん

>きっかけ
マーリンです!
スルーしてもスルーしても
アマプラがずーーーーーっとオススメするので観てしまいました。

結果Amazonの思惑通りコリン・モーガンのファンになり
Amazonの思惑通りの消費行動を取ってます。

特定の人間をこんなに見続けたくなることもなかなかありません。
脳内麻薬?みたいなのが出るのかと笑


ところで字幕つきのBenjaminDVDを注文しました。
英語字幕だと思います。英語圏の人でも聞き取りにくいというコメントしてますから字幕なしだと私などはお手上げです。

鑑賞後のお話に混ぜてもらえると嬉しいです。

えむ さん

ようこそ、いらっしゃいませ!

10月下旬にコリンファンになられたんですね!きゃ~
きっかけは「マーリン」でしょうか?
なんだか最近、日本でコリンファンがにわかに増えているように思います。
なにはともあれ、コリンの素晴らしさが分かち合えて嬉しいです!

コリンはいい人キャラを演じることが多い中、ボジーはわがままな小悪魔キャラが新鮮ですよね。
ブロンドヘアもすごく似合っているし!

コリンの出演作品は、日本語版がなくて入手に手間がかかる作品も少なくないですが、手間をかける価値は十分ありますよ!
こちらこそ、これからもお気軽にお越しくださいませ~

枝龍さん

はじめまして。えむと申します。
大分前の記事へのコメント失礼します。

10月下旬にコリン・モーガンのファンになりました。
マーリンとネイサン・アップルビーが姿も声もかけ離れているので、まずはその間のミッシングピースをボツボツ埋めているところです。

この映画のボジーの造形は丁寧で好きです。
会食でワイルドを面罵するときの目がとてもいい!

また時々お邪魔させてください。
よろしくお願いします。





しましま さん

あ~~~、コリンの美しさを分かってもらえるしましまさんの存在が、ただただ嬉しい!

>>1番納得がいかないのが主役のキット

キット・ハリントンは私も全くなびかなくて~
世間的にはイケメン枠のようですが?
大人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」に興味が沸かないのも、主役がキットという理由が大きいですね~

>>スポーツバーで働いていたお兄さん

ここ数年でイギリスにちょこちょこ行くようになりましたが、街中で目が釘付けになるようなイケメンって、そうそういないですよね。
ジュード・ロウ似のお兄さんにもし出会ったら、私も絶対ドキドキします!

ジュード・ロウのボジーは、あれはあれでアリとは思いますが、コリンが演じたら、もうね~~~、凄いことになりますよ~~~

枝龍さん

>>一番美しかったのはコリン

激しく同意、「戦場からのラブレター」はそうですよね!
タロン弟もなかなか良かったけど1番納得がいかないのが主役のキットでしたが、好みの問題以外にも何かあるような、うーん。

>>ジュード・ロウの美貌絶頂期(ちょうどこの作品の頃)にキャーキャー言われて

確かに、これと「ガタカ」の時が私は1番良かったと思います。
私も最初ジュードはそこまでピンとこなかったんですが、
とあるスポーツバーで働いていたお兄さんに似た人がいて
注文するときに真正面から見たら顔の周りに星が飛んでて
目がクラクラしたという体験から、本物のキラキラはもっとすごいんだろうなという謎のイケメン認定をした覚えが。

>>ボジーは貴族の出ですが庶民っぽいガサツさ

そうそう!私ももはやあの映画の細部は忘れたけど、
ボジーが貴族とは映画を見る限りでは思えぬ
むしろどこの馬の骨ともつかぬ男娼オーラでした。

>>ジュードが演じたボジーをコリンが演じたら

ほんまそれ。誰かやってくださらないですかねえー!


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