2020/04/04 17:11
ジャック・ローワン主演のTVドラマ『Noughts + Crosses』が観たい欲望が抑えられず、ついに有料のVPNを導入。
設定にすったもんだしつつもなんとか構築でき、日本にいながらBBC iPlayerが観られるようになりました!
『Noughts + Crosses』は、同名の人気小説が原作のドラマで、アフリカ人(Crosses)がヨーロッパ人(Noughts)を奴隷とする架空の21世紀のロンドンを舞台に、次期首相の座を狙う、やり手政治家の父の元に生まれた上流階級の娘セフィと、セフィ家の家政婦として働く母の元に生まれた息子カラムの純愛ラブストーリーを中心に、人種差別、階級制度などの社会問題から、不倫、友情、家族愛などのパーソナルなトピックスまで、てんこ盛りのボリューム満点ドラマ。
セフィとカラムは、カラムの母が幼いセフィの子守りを任されていた時、カラムも一緒に連れてきて二人で遊ばせていたという、幼なじみ。
成長した二人は疎遠になるも、セフィの母の誕生日パーティにお手伝いとしてカラムが駆り出され、久しぶりに再会。
それを機に、一気に盛り上がる二人!
しかし、人種も身分も違う二人の恋は許されないとばかりに巻き起こる様々な騒動により、二人の仲は引き裂かれます!
ジャックくんは、これでもかという試練に次ぐ試練に立ち向かうカラムを熱演!
いつも何かしらの危機に迫られている中、時折見せる笑顔がかわいくて、セフィ役のMasali Baduza(マサリ・バドゥーザ)との相性も抜群!
二人のラブシーンは、清楚な爽やかさと切なさでキュンキュンします。
アフリカンプリントの衣装が大フィーチャーされているのも見どころで、独特の鮮やかな色使いや柄がとても素敵です。
ジャックくんは、天性のスタイルの良さでアフリカンプリントをかわいく着こなし、ツーブロックをベースにしたドレッドヘアも似合っています。
(ツーブロックは、ジャックくんが出演していたツーブロック・ヘアが特長のTVドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』の名残りかと推測します。)
アフリカのリズムを前面に押し出したパーカッション主体の音楽もかっこよく、特に、カラムが軍隊に入隊したシーンで、入隊式の行進曲として使われていた曲は、こんな複雑なリズムの行進曲があるのかと、ビックリ。
アフリカのリズムに対するアプローチに感心しきりです。
セフィの父親は、かなりの野心家で国のトップを目指していますが、プライベートでは世間に知られるとマズい込み入った事情を抱えていて、でも、家政婦のカラムの母は全て知っているという『家政婦は見た!』の市原悦子な展開や、カラムの父親役が、映画『ゴッズ・オウン・カントリー』でも労働者階級の親父役だったイアン・ハートが演じているのも印象的。
このドラマは、とにかく1話1話、内容が盛りだくさんです!
原作とは違う部分も色々とあるようなのですが(原作を知らないので比べられない…)、見出すと一気に引き込まれます!
6話で完結したような終わり方が気になりますが、果たして、シーズン2はあるのか?
- 関連記事
-
- 2020賞レース色々
- 最近観たドラマ・映画鑑賞まとめ
- Noughts + Crosses
- ADULTING
- FLEABAG (舞台版)