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 Fabric Magazine - 2023年2月 - ジャック・ローワン インタビュー翻訳 ③
ここからは、ジャックくんが注目されるきっかけとなったドラマ『Born to Kill』の話題に移り、ジャックくんにとってこのドラマがいかに自分の人生に影響しているかを語ります。



2020年夏、スクリーン・インターナショナル誌が選ぶ「明日の映画スター」にラインナップされたジャックのスクリーンでのキャリアは、天性の才能を持つロンドナーの彼が、チャンネル4の『Born to Kill』でサイコパスなティーンエイジャー、サムを演じて一躍脚光を浴びることになった。
そのパフォーマンスは満場一致で高い評価を受け、BAFTA主演男優賞ノミネートをはじめ、複数の主演男優賞にノミネートされた。
結果、彼はBAFTAウェールズの最優秀男優賞を受賞した。

「僕にとって、あの仕事以上に意味を持つ仕事はないです。」彼は言う。
「当時はエピソードものや短編映画に出たぐらいで、誰かが僕にリスクを負わせてくれたのはあれが初めてでした。でも、時にはそれが全てなのです。僕にとって、それは監督のブルース・グディソンとそのチームで、さらに、僕にとっても彼らにとっても成功したことが嬉しいです。僕に名声を与えてくれて、仕事への自信を与えてくれて、残りの人生に自信が持てるきっかけになりました。
自分はすでに何等かの形で証明されているという気持ちで部屋に入れるんです。今、僕が部屋に入ると、『Born to Kill』は僕が手にしているものです。そして、それは決して奪われない。」

ジャックにとってこの賞は、彼の人生を変える仕事に対する感情の全てを包含している。
「3月にBAFTAにノミネートされて、5月に授賞式があって、僕は受賞しなかったけれど、ノミネートされただけで十分でした。」彼は説明する。
「月日が経って、今度は突然、BAFTAウェールズにノミネートされ、何がどうなってるのか分からなくて。でも、『Born to Kill』はウェールズで撮影されたから、その資格があったんです。突然、どこからともなく、このシリーズが人生に戻ってきたんです。
受賞して、全ての経験はこのトロフィーに集約されています。それを見つめたり、無意識に目をやるたびに、それはここにあって、どこにも行かない、全ての感情、全てのストレス、全ての愛、全ての仕事…、全てがこの中に詰まっています。なので、それを手に取って完結した旅に思いを馳せるのが楽しいです。」

演劇を表す象徴的なマスクのブロンズ像は、驚くほど重いと彼は明かす。
「初めてこれを見た人はみんな持ってみたくなるみたいで、そして必ず驚きます。これは武器になりうると!もし足に落ちたら、しかもちょっとした高さから、そしたら本当に怪我します。本当に重いです。」彼は笑う。

続く…

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