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 ボイリング・ポイント/沸騰


90分脅威のワンショット撮影が話題の映画『ボイリング・ポイント/沸騰』を観ました。

クリスマス前の金曜日、予約でパンパンのロンドンの人気高級レストランを舞台に、オーナーシェフ、アンディ(スティーヴン・グレアム)と、レストランの従業員、客たちが巻き起こす騒動を描いた人間ドラマ。

トラブルに次ぐトラブルに見舞われる主人公アンディと、繁忙でてんやわんやのレストランの様子は、まるで『24 -TWENTY FOUR-』か『ER緊急救命室』のような慌ただしさ。

とはいえ、アンディはどんなトラブルにも不屈の精神で乗り越えるわけでもなく、従業員と客との心温まるエピソードがあるわけでもないところがイギリスっぽい感じ。

話題の、最初から最後までワンショットで魅せる手法は、映画というより舞台を観ているような「生」感があり、物語も「レストランあるある」的なリアルなエピソードで、ドキュメンタリー風な作品に仕上がっています。

残念だったのは、レストランのお話の割には美味しそうな料理そのものや、華麗な料理さばきのシーンがほとんどなかったこと。
やはりワンショットで撮っているので、演じる俳優の料理の腕前がプロ並みでないと難しいのでしょう。

人間、忙しいと誰でもイライラするし、なにより働き過ぎはとにかくよくないということを、この作品を観て改めて思いました。

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