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 Summer of 85


少年たちのひと夏の恋と成長を描いた映画『Summer of 85』を観ました。

1985年、夏、フランスの港町で出会った、シャイな高校生アレックス(フェリックス・ルフェーヴル)と、2歳年上のダヴィド(バンジャマン・ヴォワザン)。
アレックスはダヴィドの積極的なアプローチに戸惑いながらも、自由奔放でどこか謎めいたダヴィドに魅了され、すっかり夢中に。
しかし、二人のラブラブは長くは続かず、徐々に雲行きが怪しくなっていき…、そんな矢先に思いもよらないアクシデントが…!

こ、これは…、昨年、映画館へ観に行きたいと思いながらモタモタして結局行けずじまいだったことを激しく後悔。
こんなに素敵な作品だったなんて!

何より、主役の二人、アレックス役のフェリックスくんと、ダヴィド役のバンジャマンくんの相性が抜群で、とってもお似合い!
中でも、揺れ動く恋心を繊細に演じるフェリックスくんの、仔犬のような可愛らしさがたまりません!

純粋で一途なアレックスと、いわゆるプレイボーイのダヴィドとの愛憎入り乱れた関係、そこに、アレックスの恋敵、ケイト(フィリッピーヌ・ヴェルジュ)が加わり、恋敵のケイトとアレックスが、ダヴィドを介してしだいに友情で結ばれていく描写もステキ。
ケイトはダヴィドと関係を持つけれど、実はアレックスのことが好きっぽいという複雑な乙女心も垣間見れ、キュンときます。

純な高校男子の主人公が、ちょっぴり大人な年上男子に夢中になり、好きすぎて暴走するも、親身になってくれる女子友に支えられながら成長するという物語は、昔、ドはまりしたイギリスのTVドラマ『Queer As Folk』と共通するものがあります。
アレックスが最終的にどう成長するのかも、『Queer As Folk』のネイサンのそれと似ているなぁと感じました。

ところで、この作品の魅力を存分に引き出している俳優陣を調べてみたら、ダヴィド役のバンジャマンくんは、なんと、コリン・モーガン出演の『さすらいの人 オスカー・ワイルド』に出ていたらしく、言われるまで気づきませんでしたが、オスカー・ワイルドが死ぬ間際に可愛がっていた少年役の俳優でした!

ここ最近の日本で公開されたBL作品では、『ゴッズ・オウン・カントリー』がとにかく良かったですが、『ゴッズ・オウン・カントリー』も大好きだけど、個人的には『Summer of 85』のほうがより好みです。

BL好きのツボをよく心得ているとしか言いようのない、フランソワ・オゾン監督のカメラワークも冴えわたり、80'sミュージックのThe Cureの楽曲もとてもよかったです。

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