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 舞台All My Sons コリン・モーガン インタビュー翻訳 ③
ここでは、舞台と映画の違い、常に役のことを意識した生活ぶり、他の俳優から学んだこと、コリンの人生哲学など、興味深い話が続きます。
『All My Sons』のジェレミー・ヘリン監督と以前仕事をしたことがあると語っていますが、2014年に出演したシェイクスピアの舞台『Tempest』が、ジェレミー・ヘリン監督です。


TDH: A luxury you don’t get when preparing for a film, I imagine?
映画の準備をするときには得られない贅沢な時間だと想像しますが、どうですか?

CM: You certainly don’t get five weeks to prepare!
確かに、準備をするのに5週間もかけられません!

With film, you have to more or less come to the table ready to go, character in place. Or at least, be ready to throw it out.
映画では、大抵の場合、キャラクターの準備が整った状態でテーブルに着く必要があります。
あるいは、少なくともそれについて提案できる状態でなければなりません。

With theatre, you get to distil the detail.
舞台では、その細部まで抽出することができます。

Being able to work your character out with other actors and the director in the rehearsal room is one of the best parts for me. It’s a very active process.
キャラクターについて、他の俳優や監督とリハーサルルームで作り上げることができるのは、僕にとってありがたいことの一つです。
それは、とても活発な作業です。

There’s so much energy in the rehearsal room.
リハーサルルームは、エネルギーに満ち溢れています。

It makes it exciting, all these different energies – and it’s funny how quickly the roles emerge, how we begin to become the characters.
様々なエネルギーが集結することで、興奮が生まれます、そして、面白いことに、すぐに役柄が浮かび上がってきて、そのキャラクターになりきっていくのです。

I’ve worked with the director, Jeremy Herrin, before. And I love him. He’s so brilliant, it’s overwhelming.
ジェレミー・ヘリン監督とは、以前一緒に仕事をしたことがあります。
彼のことは大好きです。才能に溢れていて、圧倒されます。

TDH: Is preparation for a film role down to you on your own then? Not so much the collective experience of theatre?
映画の準備は、ご自身だけで行うのですか?
舞台と共通の認識はそれほどないのでしょうか?

CM: That is the big difference, yes. But for me, the prep work is the same.
大きく違います、はい。でも、僕にとって、仕事の準備という点では同じです。

I feel like I never switch off. I’m always looking, or aware of real life around me, to provide (for my research).
僕は、スイッチをオフにすることがないような気がします。
いつも実生活の中で、自分のリサーチに役立つようなものを見たり、意識したりしています。

I don’t usually go out of my way or have a plan.
僕は普段、計画的には出かけません。

Like, if I’m doing a particular accent, I will listen out for that or find someone to speak with who has it.
例えば、ある特定のアクセントを使うのであれば、そのアクセントを意識して聞くとか、そのアクセントを使う誰かを見つけて話をします。

Or if I overhear something that fits with a character I’m researching, then I will store that, I guess.
あるいは、自分のリサーチしているキャラクターにフィットするような情報を耳にしたら、蓄えておくといった感じです。

TDH: Have you ever had any really good advice from other actors?
他の俳優から、何かとても良いアドバイスをもらったことはありますか?

CM: I’ve worked with some really great actors. And I think one of the big lessons, for me, has just been how respectful and how unstarry they are.
僕は、これまで何人かのとても素晴らしい俳優と仕事をしてきました。
そして一つ大きな教訓となったのは、彼らがいかに周りに敬意を払い、スター然としていないかということです。

There’s a common misperception that, when someone is in the public eye, they are somehow some other entity. But it’s not like that.
よくある誤解は、誰かが世間の注目を浴びると、何か別の存在になってしまうことがあります。
でも、そうではありません。

The really great actors have the same fears, concerns and insecurities we all do. I love to learn, especially from other actors – just watching them, always learning, letting go of their ego.
素晴らしい俳優たちも、我々と同じように、恐怖心や心配事や不安を抱えています。
僕は、他の俳優たちから学べることが嬉しいです。ただ彼らを見て、常に学んでいます、エゴを手放すことを。

TDH: Would you have any advice to pass on?
何かアドバイスがあれば教えていただけますか?

CM (laughs): I don’t think I would presume to know any great bits of wisdom. But I would say – and this would be to anyone, not just actors – that if you are truly passionate about something, no one will be able to talk you out of it.
僕が素晴らしい格言を知っているとは思えませんが(笑)。
でも、言えるとしたら…、これは俳優に限らず誰でもそうですが、何かに本当に情熱を注いでいるなら、誰もそれを思いとどまらせることはできないでしょう。

I think that’s a pretty good barometer as to whether you’re doing the right thing for you.
それは、自分にとって正しいことをしているかどうかの、かなりいい指標になると思います。

続く…

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