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 The Crown シーズン4


Netflix渾身の英国王室ドラマ『ザ・クラウン』シーズン4をやっと観終わりました。

シーズン4も、例のごとく盛りだくさんの内容で、観終わた後はお腹いっぱい。
それにつけても、壮大な英国王室と英国の歴史を、毎シーズン10話にきっちりまとめて、しかも分かりやすい演出で魅せるその手腕は、賛否両論ありそうですが、歴史に疎い私にはその分かりやすさに助けられています。

シーズン4は、私の記憶にも残っているダイアナ妃が登場し、チャールズとダイアナの結婚生活をかなり踏み込んで描いていました。
あくまでも実話に基づいたフィクションなので、このドラマで描かれていることのどこまでが真実なのかは分かりませんが、中でも衝撃だったのは、ダイアナがチャールズに送るプレゼントのエピソード。

チャールズの誕生日には、夫婦でミュージカル鑑賞の途中、ダイアナがメイクを直しにトイレに行くと見せかけてからの、舞台にダイアナがサプライズ登場、ビリー・ジョエルの「アップタウンガール」を踊り出すという、舞台関係者と観客をも巻き込んだ大がかりなプレゼントを企画。

しかし、この企画はチャールズを喜ばせるどころか怒りを爆発させる結果となり、懲りたかと思いきや、二人の結婚記念日には、「オペラ座の怪人」を本格的な衣装とカメラワークで完全になりきって歌い上げるダイアナを収めたビデオテープをプレゼント!
ダイアナと一緒にこのビデオを鑑賞させられるチャールズのドン引きっぷりは、シーズン4で最も共感したシーンです。

方や、チャールズがダイアナにプレゼントしたのは、ダイアナが育った家の年代記で、自作のビデオテープを贈るタイプのダイアナには、いくら初版の貴重な書物といえども響かない品物。

人に何かをプレゼントするときに大事なのは、なにより相手に喜ばれるものをあげることですが、相手のことをよく知っている間柄であったとしても、それはとても難しく、ましてや何も分かり合えていないこの二人に、そんなプレゼントを贈り合えるわけがありません。
二人のいつまでたっても平行線な関係性をよく現わしていたシーンでした。

チャールズとダイアナの他にも、サッチャー元首相も深く取り上げられていて、”鉄の女”の異名を取ったサッチャー元首相のその鉄の女たる所以をジリアン・アンダーソンが熱演。

ダイアナがロイヤルファミリーに加わったことで、そのキラキラした存在感の影に隠れてしまうエリザベス2世の妹マーガレットや、エリザベス2世の娘アンの心の葛藤についての描写も印象的でした。

次回のシーズン5からは、役者陣が総入れ替えされ、描かれる時代がさらに現在に近づいていきます。
まだまだ目が離せない『ザ・クラウン』、楽しみに待っています。

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