ビフォア・ミッドナイト



イーサン・ホーク&ジュリー・デルピー&リチャード・リンクレイター監督の最強タッグ映画「ビフォア」シリーズの最終章「ビフォア・ミッドナイト」を観ました。

ジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルピー)が出会い、恋に落ちるまでの一夜を描いた「ビフォア・サンライズ」。
一夜の恋から9年の時が経ち、二人が再会、復活愛が芽生えるまでを描いた「ビフォア・サンセット」。
そしてさらに9年後、事実上の夫婦となった二人の関係を描いたのが、今作「ビフォア・ミッドナイト」です。

「ビフォア」シリーズといえば、二人の会話ですが、今作ももちろん、物語のメインは会話。
お互い終始語り合いまくりですが、これまでの2作と違い、事実婚で9年間過ごしてきた関係となると、ロマンティックよりもケンカの言い合いが大半を占めるという、なんともリアルな描写。
とはいえ、感情的になりながらもウィットに飛んだ掛け合いは、この二人ならではで、きっと現実世界の夫婦はもっとみっともないケンカをしているに違いないのでは!?(笑)

それより何より、今作は、久しぶりに観たジュリー・デルピーの劣化ぶりに衝撃を受けました!
おフランス女優のジュリー・デルピーは、ハリウッド女優のハイメンテナンスは主義に反するとばかりにナチュラル志向を貫き、誰がどう見てもいっさいお直しなし!
顔だけでなく、スレンダーだったカラダもすっかり腰回りにお肉がついた中年体型に変貌、しかも、今作はなんと脱ぎシーンまであり、下垂ぎみのリアルなバストを堂々と披露する女優魂を発揮!
それにしても、まさかこの映画で脱ぐとは…、全く想定外でした…。
しかも、決してロマンティックなシーンで脱いでいるわけではないところが、これまたリアルというか何と言うか…。

イーサン・ホークは、前作の時に激しく劣化していたので、今作では特に気になりませんでしたが、ジュリー・デルピーもイーサン・ホークも自分と同年代ということで、この二人のナチュラルな老いは、観ていて勇気づけられました。

ジュリー・デルピーも40過ぎるとこんな風になるんだなと思うと、自分の劣化も受け入れられるというか、しゃあないなと思えたことが、個人的に、この映画のなによりの収穫でした(笑)。

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