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 黄金を抱いて翔べ
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チャンミンの記念すべき映画初出演作品「黄金を抱いて翔べ」を観ました。

大阪の銀行の地下金庫に保管されている金塊を強奪するために集結した6人の男たちの姿を描く、高村薫のデビュー作の実写化作品。

ということで、個人的にチャンミンばかりに集中しすぎて映画そのものをちゃんと観られるか心配でしたが(笑)、いざ本編が始まると、自分でも驚くほど落ち着いて鑑賞できました。

その、大大大注目のチャンミンですが!
本当によかった!!
演技経験自体ままならないチャンミンが、初めての映画出演で、しかも日本映画という外国映画に挑戦するのは、事前にいっぱい仕入れたチャンミンのインタビューから、相当大変だったことは伝わってきましたが、井筒監督の大阪弁の理解に苦しみながらも監督の指導を信じてついていったという、その結果が、しっかり出ていたと思います。
この映画のチャンミンの演技は、贔屓目でなく、チャミペンさんはもちろん、チャミペンじゃない人からも「素晴らしい」と評価してもらえる出来映えではないでしょうか。

チャミペン視点では、殺人犯としてテレビのニュースで報道されたときのモモ(チャンミン)の顔写真とか、身元をカムフラージュするための女装姿とか、映画の中ではほんの数秒でさらっと流すシーンに、多々萌えポイントがあり(!)思わず一時停止して何度も見直したくなるシーン続出で、DVD購入は必至です!

ただ、映画全体としては、作品の肝である、6人のメンバーそれぞれの人物描写がアバウトで、中でも、主役の幸田(妻夫木聡)と北川(浅野忠信)の、これまでの生い立ち、背負ってきた人生、二人の関係の経緯がよくわからないため、それらの背景があってこその金塊強盗なのに、金塊強盗の話がいきなりすぎて、そして結局、最後まで、なぜ金塊強盗なのか、彼らはいったい何がしたかったのか掴めないまま、モヤモヤして終わりました。

私は原作を読まずに、というか、厳密に言うと、幸田とモモのブロマンスな描写部分だけ何とか拾い読みできないかと無謀な試みをしたら、やはりそんな読み方はとても無理で、おまけに、モモが最終的にどうなるかネタばれしてしまうマヌケ極まりない事態になってしまったため(苦笑)、そこで読むのを止めたのですが、これから観る予定の方は、先に原作を読んでから観ることをお勧めします。

主要メンバー6人以外では、鶴見辰吾のなり切りっぷり(後からパンフレットで確認して初めて鶴見辰吾の役柄が判明しました)と、大阪の裏社会を牛耳る役どころを演じた青木崇高が印象的でした。
普段からよく知っている、大阪の身近なロケーションがふんだんに出てくるのも親近感が湧きますが、しかし、それらの風景を見て出てくる言葉は、ただ一言…。
いつの間に…!
チャンミンが梅田のあんな繁華街を歩いて、中之島やなんばHatch界隈にも出没して、って…、マジで!?
ほんとに、いったい、いつの間に…!!

ということで、個人的趣味としては、幸田とモモのブロマンスをもっと深く掘り下げて描いて欲しい要望もありますが、とりあえずもう一回観に行って来ます。

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