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 American Idol Season7 TOP6→5
今回のテーマは、「アンドリュー・ロイド・ウェバー」。
ミュージカルナンバーに挑戦します。

ミュージカルといえば、やたら大げさに感情を込めた歌い方がどうも苦手で、個人的に受け付けない音楽ジャンルですが、「ウェストサイド物語」だけは例外です!
なんて、張り切ったところで、これはレナード・バーンスタインの作品。なので、今回のテーマには関係ありません。とほほ…。

さて、今シーズンの優勝はぜひこの人にしてもらいたい、アレンジ名人デヴィッド・クックは、今回はなぜか正攻法のノー・アレンジで、「The Music Of The Night(オペラ座の怪人より)」を熱唱。“オペラチックな曲も歌いこなせる俺”を証明したかったでしょうか、もしかして。悪くはなかったけれど、いつものひねりがないと、やはりどこか物足りない感じ。しかし、そんなことより、今回は後半のハイノートの見せ場で、あからさまにマイクにエフェクトをかけ、高音の伸びを強調させていたのが気になります。他のアイドルたちの時はそうでもなかったのに、彼の時だけ急にそんなこざかしい(?)マイクの演出をするなんて、これはデヴィッド・Cを残したい番組的な策略なのでしょうか?!

過剰演出が鼻についたデヴィッド・Cよりも、今回私の心をつかんだのは、前回のマライア特集に引き続きバラードがやけに多い中、一人アップテンポでパンチの効いたパフォを見せてくれたカーリー・スミッソン。順番的にも、ジェイソンやデヴィッド・アーチュレッタといった、バラードの中でも特に甘ったるいバラードを聴かされた後だったので、そのパワフルさが際立ち、おかげでスカッと気分が晴れました。ファッションもよかったですね。

逆に、悪印象に拍車がかかったのは、出だしをしくじり演奏を止めて仕切り直す反則技をしでかしたブルック・ホワイト。この仕切り直しについては、ジャッジたちの意見も分かれ、反則技かどうかも確定ではないけれど、個人的にはポーラに同意見です。この番組は、生放送一発勝負が醍醐味だと思うので、出だしで歌詞がとんだからって、演奏をストップさせるのは「なし」でしょう。昔、紅白歌合戦で、石川さゆりが確か歌が始まってすぐぐらいに思いっきり歌詞がとんだことがありましたが、その時は演奏を止めたりしませんでしたよ。って、比べる対象が違うか!?「演奏を止めたのは勇気がいっただろう」なんて彼女の行為をむしろ称えるような意見もあったけれど(サイモンだったか)、私から見たら、それは勇気ではなく“甘え”ですね。それに彼女は、前にも出だしの音程を間違えて仕切り直したことがあったし、これは2回目ですからね。世間は許しても、私は許しませんよ~っ。(憤慨)
て、ブルックについて、何をそんなに熱くなっているのか(笑)。しかし、今回はさすがに失敗のショックが大きかったのか、演説好きがすっかり鳴りを潜めていたことだけは、よかったです。

で、今回はボトムは二人なので、一人はブルック・ホワイトで決定、もう一人は、どんなテーマが来ようが相変わらずのパフォーマンスで、よく言えば個性的だけど、ミュージカル視点で言えば、こんな声量のない「Memory」ってあり?のジェイソン・カストロあたりでしょうか。

ということで、今回の落選者は、
カーリー・スミッソンでした。
え~~~っ!?個人的に、彼女は今回のベスト・パフォだったのに…!それに、なんと、ブルックはボトムにすら入っていない!!
いや、このところ結果発表は順当だっただけに、これは驚きです。
しかし、もう一人のボトム、サイーシャ・メルカードとカーリーだったら、カーリーに残ってほしかったなぁ…。

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