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 A Different Story
ジョージ・マイケルのドキュメンタリー映画「ジョージ・マイケル~素顔の告白~」を観て来ました。
優れたアーティストの人生は、たいがい波乱万丈ですが、彼も例外ではないことがこの映画を見るとわかります。ほんと、人生、山あり谷あり、です。
しかし、なんといっても一番の衝撃は、ワム!時代の相棒、アンドリュー・リッジリーの変わり果てた姿ではないでしょうか。
ジョージ・マイケルに関わる様々な人たちのインタビュー・シーンで「誰???このじいさんは」って人が出てきたと思ったら、なんとその人が、アンドリュー・リッジリーでした!!
それにしても、ジョージとアンドリューは同い年のはずなのに、方やセレブリティ、方や一般Peopleという違いを差っ引いたとしても、ちょっと老け込みすぎではないの??どおよ、どおよ??
でも、彼もその辺は心得ているようで、自分の老け込み具合をネタにしたジョークを飛ばしたりして、自虐ネタ得意のイギリス人のセンスを感じさせてくれます。
一方ジョージも、結果的にゲイであることのカミングアウトになってしまった、あの「公衆トイレ事件」のエピソードなど、自らネタにしてうまく対処しています(この事件について、エルトン・ジョンが「公衆トイレで逮捕されるなんて、最悪のカミングアウトだよ」と言っていたのが面白い)。

とまあ、ついついゴシップネタばかりに注目してしまいますが、映画は、シーンに合わせて彼の様々な曲が効果的に使われており、あの素晴らしい歌声も、存分に堪能できます。
私は、中でもフレディ・マーキュリー追悼コンサートで歌ったQueenの「Somebody To Love」が、特に好きなのですが、実はこの時、彼の当時の恋人がフレディと同じくエイズにかかり、余命いくばくもない状態だったらしく、そんな複雑な心境を抱えながら、客席で見ていた恋人に向けてこの曲を歌いきったそうです。
あの素晴らしいパフォーマンスの裏には、このような深い事情があったのですね。特別な感情がこもっていたこのパフォーマンスは、本人も「ベストだった」と語っていました。

ジョージ・マイケルは、アルバムは出してもツアーはしないと断言しています。
そんな彼の気が変わることを、願わずにはいられません。

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