決勝戦のテーマは、 ① 番組製作者サイモン・フラーの選曲 ② 今シーズンのお気に入りの曲 ③ 優勝した場合のデビュー曲
先攻は、ジャッジズ・セーブから決勝進出、ジェシカ。 ① ホイットニーは朝飯前と言わんばかりに「I Have Nothing」を難なくクリア ② ジェシカの真骨頂、超絶技巧のビッグ・バラードで観客総立ち ③ いかにもアメアイ・デビュー曲らしいパッとしないポップ・バラードに、ジャッジたちから“ミスマッチ”と総スカンを食らうも、それはジェシカではなく曲の製作者に言うべきことでは?
後攻は、ボトム知らず、フィリップ。 ① 「Stand By Me」を自然体アレンジでリラックス歌唱 ② ビリー・ジョエルの「Moving Out」を、テンポを落としてネチネチ熱唱 ③ アメアイ・デビュー曲とは思えない、フィリップによくマッチしたアーティスティックな曲調にビックリ。作曲者はいったい誰?
トップバッターは、スタオベ記録更新中、ジョシュア。 ① 往年のR&Bソングをいつも通りに歌っただけで、さっそくスタンディング・オベーション ② 超有名曲「イマジン」を熱唱した割には、心に響くものなし ③ メアリー・J・ブライジの「No More Drama」で「It’s A Man’s Man’s Man’s World」的感動パフォ再演を狙うも、気合いが空回り
2番手は、ミス・ビブラート、ジェシカ。 ① トレードマークの“唸り”を封印!唸りゼロ唱法で新境地開拓 ② スティーブン・タイラーを目の前に「I Don’t Want To Miss A Thing」を“ミュージカル”に完唱 ③ 名曲「I’ll Be There」を最後まで素直に歌い上げ
トリは、ボトム知らず、フィリップ。 ① 原曲を知らないと、フィリップ・アレンジのどこがどうよかったのかさっぱり理解できず ② 変わり映えしない退屈アレンジに「無難過ぎて期待はずれ」「普通すぎる」など、ネガティブ評価炸裂 ③ 語りかけるような歌唱が感動を誘う、フィリップ史上最高のパフォで締めくくり、ファイナルに王手
トップバッターは、音程を外してもTOP5、ホリー。 ① アグレッシブなアップテンポ「River Deep –Mountain High」に果敢に挑むも、いっぱいいっぱいの出来 ② 最近の曲だと安心して歌えるのか、余裕を感じさせる落ち着いたパフォで魅了
2番手は、ボトム知らず、フィリップ。 ① これまで一度もピンとこなかったフィリップのアレンジしまくりパフォが結構いい感じに思えたのは、私が原曲を知らないから? ② メロディを最後までいじらず、原曲に忠実に、淡々と歌い上げたのが好評価。「名曲をイジりすぎるのは罪」byスティーブン・タイラーの名言も飛び出し、スティーブンのジャッジ評価もアップ
3番手は、いかつい系カントリー・ガール、スカイラー。 ① のっけからパワー全開、息切れするほどの暴れっぷりで勝ちの意欲満々 ② ダスティ・スプリングフィールドのバラードを熱唱し、パフォも選曲もナイスと好評
4番手は、ミス・ビブラート、ジェシカ。 ① 激しいアップテンポ「Proud Mary」をティナ・ターナー風振り付け込みで披露するも、躍動感不足 ② 人魚座りで「You Are So Beautiful」をフェミニン歌唱
トリは、スタオベ記録更新中、ジョシュア。 ① テンプテーションズのナンバーを、こなれたパフォで難なくクリア ② 知らない曲を15分でモノにし、当然のごとくスタンディング・オベーション
トップバッターは、ミス・ビブラート、ジェシカ。 ① 「Bohemian Rhapsody」を、顔のアップがどんどん増えていくオリジナルPVに忠実な演出をバックに歌うも、肝心の歌は“ミュージカル” ② 思い入れの強い曲で感情移入バッチリ、観客に訴えるパフォで魅了
2番手は、いかつい系カントリー・ガール、スカイラー。 ① 「The Show Must Go On」を“ミュージカル”にならずに情熱的に歌い上げた女子は、アメアイ史上初の快挙 ② カジュアル路線の自然体パフォを見せるも、これといった山場に欠ける曲調が視聴者にどう判断されるか微妙
3番手は、スタオベ記録更新中、ジョシュア。 ① 宴会芸のようなチープなパフォになるのがお決まりの「Crazy Little Thing Called Love」をそれ以上の出来に仕上げ、またもスタンディング・オベーション ② エンディングで涙ぐむほどの感情の入れっぷりで、2曲連続スタンディング・オベーション
4番手は、個人的には前回でお別れだった、エリーズ。 ① ロックはお任せと言わんばかりに「I Want It All」を堂々チョイスするも、メロディラインのいじり過ぎで逆にロックっぽくない中途半端な仕上がり ② またしてもメロディラインをごちゃごちゃさせ過ぎ、曲の魅力が半減
5番手は、コルトンが抜けて女子の人気を独り占め、フィリップ。 ① 「Fat Bottomed Girl」を、お箸でかき混ぜまくって超ネバネバになった納豆のようにネチっこく歌い上げ ② よく比較されるデイヴ・マシューズの曲に挑み、アメアイとは思えないアヴァンギャルドなアレンジでデイヴとの違いを証明
トリは、前回のパフォで自信を取り戻した、ホリー。 ① 「Save Me」を、セリーヌ・ディオン唱法で意外にもいい感じに歌い進めるも、肝心なところで音程外し ② 年相応なマイリー・サイラスの曲を若々しく歌い上げ、音程もついに完璧にキメて記念すべきスタンディング・オベーション
トップバッターは、前回落選どころかボトムにも入らなかった意外な展開にびっくり、ホリー。 ① 出だしのアカペラのピッチを正確にキメ、その後もこれまでになく安定した音程をキープ ② ガニ股で恐る恐る階段を下りてくるオープニングに冷や冷やするも、その後のパフォは楽しんで出来たもよう
2番手は、イケメン枠で合格、コルトン。 ① ガガ様の「Bad Romance」をハードなロック・アレンジするも、コルトンよりシーズン9の準優勝者アダム・ランバートが歌うとハマるイメージ ② EW&Fの「セプテンバー」をコルトン色に大幅アレンジし、原曲のダンサブルなノリノリとは全く別物に変身させるも、ジャッジたちからは軒並み選曲ミスと指摘
3番手は、ボトムに入るのは声と衣装のミスマッチが原因では、エリーズ。 ① ブルージーなハスキー・ボイスに、タイトなセクシー系ミニドレス&風を吹かせてブロンドをなびかせるマライヤ・キャリー演出は違和感ありすぎ ② マーヴィン・ゲイの「Let’s Get It On」を女性が歌うこと自体がそもそも間違いな気が…
4番手は、過剰評価男、フィリップ。 ① 曲は違えどアレンジはいつも通りのワンパターン・パフォに見えるも、ジャッジたちはスタンディング・オベーションで拍手喝采 ② 珍しく原曲にほとんど手を加えない素直なパフォで、逆に好印象
5番手は、ジャッジズセーブで救われたミス・ビブラート、ジェシカ。 ① アリシア・キーズの曲をしっかり自分のものにしたアイドルは、アメアイ史上初めてかも ② 圧倒的な歌唱力でオーティス・レディングを堂々歌い上げ
6番手は、いかつい系カントリー・ガール、スカイラー。 ① ロック風カントリー・アレンジで、ガガ様の「Born This Way」をいかつく熱唱 ② マーヴィン・ゲイの「I Heard It Through The Grapevine」を、またしてもロック風カントリー・アレンジでいかつく熱唱
トリは、暑苦しさが信条、ジョシュア。 ① 憧れのファンテイジアの曲を、ありったけの魂を込めて完全燃焼 ② 1曲目に魂の配分を持って行き過ぎたか、技術先行魂控え目の出来映え