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 高橋幸宏とライディーン
YMOのドラマー、高橋幸宏さんが亡くなったと知り、朝からショックです…。

私がドラムに惹かれるきっかけとなったのが、まさにユキヒロさんのドラミングで、YMOの「ライディーン」に合わせて菜箸で座布団叩いていた小学生の頃の自分が思い出されます。

「ライディーン」は、とてもシンプルなリズムパターンをひたすら繰り返す中、4小節目や8小節目にさりげないフィルインで変化を付ける、そのフィルインの数々がいちいち印象的でカッコいい楽曲です。

「タカタカタカタッ」「タカタッタカタッ」「タッタッタカタッ」など、ドラム初心者でもすぐにできる、技術的には簡単なフレーズばかりですが、それだけにどの場面でどう入れるかセンスが問われることは、ドラムを練習していくうちに分かったことです。

ユキヒロさんの奏でるタイトなグルーヴとさりげないフィルイン、そして、歌いながら叩くスタイル、全てがセンスの塊でカッコよかった。
偉大なドラマー、高橋幸宏さんのご冥福をお祈りします。


 Fly As Me


ブルーノ・マーズ&アンダーソン・パークのユニット、シルク・ソニック(Silk Sonic)のアルバム、『An Evening With Silk Sonic』から、個人的に特にお気に入りのナンバー、「Fly As Me」の映像がYoutubeに上がっていました。

ソウル・トレイン・ミュージック・アワードという、毎年行われているブラックミュージックの受賞式典に出演した時の動画。
伝説のブラックミュージックの音楽番組『ソウル・トレイン』をまんま再現した演出が、これまたニクイ!
この曲はオリジナルのMVが別であるのですが、私は断然こちらの演出のほうが好きです。

That's Funky!!!
気が付けば1年以上、2年近く?ドラムを叩いていないのですが、この曲を聴くと自分でも叩いてみたい熱がムクムクと沸き上がります!

Youtubeには、誰かの楽曲の楽器パートのカバー動画がたくさんあり、この曲のドラムカバーもさっそく上がっています。
特にこの方のプレイがいいです!



ところで、楽器カバー動画を好んで見るのは、やはり楽器をやっている人がメインで一般的ではない気がしますが、楽器が出来なくても結構楽しめます。
私はベースは全然弾けませんが、ベースならではの指使いや音使い(弦を押さえるほうの指をスライドさせて「ブ~~ンッ」って合いの手入れるヤツとか、大好物です)を見るのは楽しいです。
 ステイホーム
新型コロナ対策で世界的にステイホームが叫ばれている中、テレビの朝の情報番組では、連日、スポーツ選手や芸能人が、家で料理を作ったり手洗いダンスをしたり、意外な姿を披露する動画が紹介されては持ち上げられる、今日この頃。

個人的にはどうでもいいものがほとんどですが、しかし、これは刺さりました。
BBCノースウェスト・トゥナイトのオワイン・ウィン・エヴァンズ気象キャスターが、BBCニュースのテーマソングをドラムカバーした動画です。



この話題で初めてBBCニュースのテーマソングを聴きましたが、先ず、曲がカッコいい!
そして、嬉々としてドラムを演奏するオワインさんの姿!
オワインさんのドラム愛、このテーマソングを愛する気持ちがひしひしと伝わってきます!
プレイスタイルやセイビアンのシンバルを使っているあたり、オワインさんはロックなドラマーですね。



ちなみに、オリジナルはこちら。
合いの手で入る太鼓とシンバルが、クールなアクセントで効いています!

今、新型コロナの影響でライブハウスが営業できずに大変なことになっているのはニュースで取り上げられていますが、音楽スタジオも密室そのもので、休業せざるを得ない業種です。
私は趣味で、定期的に音楽スタジオでドラムの練習をしていますが、今年に入り、2月のロンドン旅行の準備から始まり、今は新型コロナの影響で、気が付けば3ヶ月ぐらいドラムに触っていません。

音楽スタジオは、いつ再開できるのか?
再開できた暁には、私もこのテーマソングを人知れずカバーして楽しもうと思います。
 a Fantastic Drummer
9歳の才能溢れる少女ドラマー、ゆゆかさんがスゴイ!

アメリカの人気トークショー、エレン・デジェネレス・ショーに招かれ、クイーンの「Stone Cold Crazy」を披露する映像をたまたまネットで見て知ったのですが、演奏技術もさることながら、ドラムを叩いているときの顔の表情がとにかくかわいくて!



ドラムが大好きで、心底楽しんでいるその無邪気さが微笑ましくてしょうがありません。
(演奏後のインタビューは、事前の打ち合わせどおりの受け答えというか、微妙に演出感を感じましたが…)

ゆゆかさんは、他にも色んなアーティストの曲をカバーしているようで、中でもレッド・ツェッペリンの「Good Times Bad Times」は特に素晴らしい!
この曲は、基本のリズムパターンしかり、フィルインの6連符しかり、ニューオーリンズ色満載のロックナンバーで、しかも6連符は手足を絡めたりして、技術的にかなり難しい曲ですが、楽々こなしています。
特に、足さばきがヤバいです!



なにより素晴らしいのは、ジョン・ボーナムの一番の魅力である“グルーヴ”を身に着けていること。
あの微妙にハネた、躍動感溢れるグルーヴを表現できるなんて!
レッド・ツェッペリンのボーカル、ロバート・プラントからも絶賛されたこちらの動画、本当に素晴らしいです。

私も「Good Times Bad Times」に、こっそり挑戦してみたくなってきました…。
 ロザーナに挑戦
今日は、大雨の中、ドラムの個人練習に行って来ました。
個人練習では、バンドで演っている曲を練習するのはもちろんですが、バンドと関係ない曲を練習するのもまた楽しいもので、今、密かにハマっているのが、TOTOの「ロザーナ」。

80年代ロックの名曲「ロザーナ」は、伝説のスーパードラマー、ジェフ・ポーカロの奏でるハーフタイムシャッフルがとにかく素晴らしい楽曲で、ジェフ・ポーカロといえば「ロザーナ」というほどの代表的ナンバー。
さらに、「ロザーナ」がどれぐらい叩けるかでそのドラマーの技術が分かるといってもよい、ドラマーのリトマス試験紙のような楽曲。

ちなみに、ハーフタイムシャッフルとは、言い換えると、ハネてる片手16ビート、とでもいいましょうか。
ドラムの奏法で、片手16(16ビートを片手で刻む奏法)は、基本的に難しいのですが、それをさらにハネさせなければならない(チチチチタチチチ、ではなく、チッチチッチタッチチッチ)と演奏するのは、初心者には先ずムリ。
さらに、「ロザーナ」は、チッチチッチの小さい「ツ」の部分にスネアドラムでゴーストノートを入れ、足はニューオーリンズのセカンドラインを踏み、それらを組み合わせたリズムパターンを軽快なテンポでこなさなければなりません。

とにかく超難しいのですが、私もドラム歴20年を超えて、ついにこの曲が、グルーヴィに叩けるまでには程遠いですが、少しずつ出来るようになってきました。
もっと小マシな感じに仕上がれば(いつになるのか分かりませんが)、隠し芸として披露できるかもしれません(笑)。

Youtubeに、「ロザーナ」のドラムだけの音源がアップされているのですが、ジェフ・ポーカロのドラミングの繊細な部分まで聞き取れて、すごいです。


 ジガブー様の教則DVD
ニューオーリンズLoverのベニエ座長が、今年行ったニューオーリンズ旅行土産に、ミーターズのカリスマ・ドラマー、ジガブー様の教則DVDを買ってきてくれました。

ミーターズの音楽を初めて聴いたとき、これまで耳にしたことのない斬新なリズムパターンと、ファンキーにうねりまくる強烈なグルーヴに衝撃を受け、それ以来、ジガブー様はずっと私の憧れのドラマーの一人ですが、まさか、そんなジガブー様のドラミングが堪能できるDVDがあったなんて…!
これは、超貴重です!!

ジガブー様のドラミングのルーツや、オリジナリティ溢れるリズムパターンについて自ら解説している内容は、英語が聴き取れなくても(汗)、演奏を見ればなんとなく感じとることができます。
そして何より、ミーターズのナンバーを中心に演ってくれているデモ演奏が、感動もののカッコよさ!

ところで、このバンドメンバーのギタリストが日本人っぽいと思ったら、LAを拠点に活動している、トシ・ヤナギというギタリストでした。
おそらく、ギタリストの方なら皆さん知っている有名な方ではないでしょうか。
ヤナギ氏のギターが、これまた素晴らしくて!
他のメンバーの皆さんも、とにかくカッコいいプレイで、これぞ“ミーターズ”なサウンドなので、ドラマーだけでなく、ミーターズ好きにも超オススメのDVDです。

それにしても、こんなマニアックなDVDを現地で見つけて買ってくる座長って、どんだけ(笑)。
とにかくThank Youです!



ジガブー様が影響を受けたドラマー、Joseph“Smokey”Johnson
 個人練習は集中力
ドラムという楽器は、音がデカイ!振動がスゴイ!!という2大特徴のおかげで、練習場所に困る楽器、第1位といっても過言ではありません。
私の知る限り、ドラマーさんで、家で練習していて近所から苦情が来たという経験をお持ちでない方は、本当に皆無です!(涙)

しかし、個人練習なくして楽器の上達はなし、ということで、私の場合、いつも週末にスタジオを取ってドラムセットで個人練習をしています。
だいたい3時間ですが、やらなければならないことが山積みの時は、4時間取ります。

週に3時間or4時間という練習時間は、果たして多いのか少ないのかよく分かりませんが、一つ自慢できることがあるとしたら、この3時間または4時間の練習を、休憩を一切挟まず、ノンストップで集中してやることでしょうか。

スタジオでの個人練習は、わざわざスタジオを取って出向く手間はありますが、3時間なら3時間と時間が限られている分、集中力が増します。
あと、私は練習好きというか、練習が苦にならない体質なのも、集中が途切れないことに役立っているかもしれません。
とはいえ、たぶん、家で練習すると、テレビとかインターネットとか色々な誘惑が多いので、こんなに続かない気がしますが…。

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